マダニの生態と駆除方法

マダニの発生時期っていつ?

マダニの発生理は温度や湿度など様々な要因が複雑に関与しています。

季節によっては大発生したり、動物に突然多数のマダニが寄生することもあります。

マダニは5月~9月の間に発生することが多いですが、季節に関わらず1年を通して活動しているので、油断大敵です。猫への寄生は稀です。

 

冬でも活動するマダニ、感染症が増加…「狩猟者減→野生動物増」背景に

 

マダニってどうやって寄生するの?

マダニは郊外の山や森の木の葉っぱの裏や草むら、広い公園や河川敷の草むらにひっそりと潜んでいます。

そばを通りかかった宿主(人間・ペット)に飛びつき、宿主を捕らえます。

その際、ハラー氏器官と呼ばれる独特の感覚器官で、動物の体温、振動、二酸化炭素などを感知し、動物の体表へ寄生します。

マダニはハラー器官という独特の感覚器官を利用しています。ハラー器官は第1歩脚の末節にあり、動物の熱や振動、二酸化炭素を感知します。

マダニは動物が近くに来たことを感知出来るのです。キャンプ、ハイキング、公園での散歩に特に注意が必要です。

 

マダニの吸血方法とは?

マダニは寄生後、口を皮膚を突き刺し吸血を開始します。

皮膚を突き刺す口器とよばれる器官は、皮膚と皮下組織を切開する「鋏角(きょうかく)」と、その傷に差し込まれるギザギザの歯がついた「口下片(こうかへん)」から構成されます。

マダニは動物の体の上で、皮膚が薄く付着と吸血が容易な場所を探します。通常は頭や耳など比較的毛が薄いところを選びます。

次にのこぎりのようなクチバシを皮膚にさしこみ、セメントのような接着物質を分泌しクチバシを皮膚に固定します。

次に、吸血と唾液の分泌を繰り返しますが、これにより周囲の組織が破壊されます。

最初はゆるやかな吸血、その後は急速な吸血を行います。

※吸血中はペットとガッチリ固定されているため、引っ張ったくらいでは取れません。

1週間以上吸血が続くこともあります。

この状態で無理に引きちぎってしまうと口の部分が皮膚内に残り、化膿してしまう危険性もありますので注意が必要です。

化膿だけではなく マダニは全体の数%ではありますが人畜共通感染症を起こす病原菌を持っていることがありますので潰してしまうのは避けましょう。

 

マダニが引き起こす直接的な被害

1. 貧血

 

マダニは寄生期間中に、吸血前の体重の100倍もの血液を吸うので、大量に寄生を受けた場合には貧血が見られます。

 

2. 皮膚の細菌感染

 

皮膚に寄生したマダニを犬が除去しようとして掻いたときにできる傷に、細菌が感染する事があります。

 

3. アレルギー

 

ダニは吸血する時に動物体内に唾液を注入します。これによって動物がアレルギー状態になる事があります。

 

マダニが媒介する病気

1. バベシア症

犬などの赤血球に寄生する原虫。

感染したマダニが動物の血を吸うときに、動物の体内に唾液を注入する事により感染します。

本州以西に広く分布し、特に山間部に多く見られます。

貧血、発熱、食欲不振などを起こし、急性例では死亡する事もあります。

 

《感染経路》

 

バベシアはマダニ(フタトゲチマダニ、ツリガネチマダニ、ヤマトマダニおよびクリイロコイタマダニ)が媒介します。

一般に犬バベシア症は関西以西の病気だと考えられていますが、感染地域の広がりと、犬バベシア症に感染した犬の移動に伴い全国で発生が認められるようになっています。

ダニのいそうな山や公園、草むらなどで遊んだ後は、特に念入りに体をチェックしてダニが吸血し始める前に取り除きましょう。

バベシア原虫がダニからを犬に移るのに36~48時間必要と言われていますので、吸血前にダニを取り除けば感染の可能性を非常に低く出来ます。

 

2.ライム病

 

ボレリアという菌を、マダニが血を吸うときに犬などにうつします。

発熱、全身性の痙攣、起立不能、歩行異常や神経過敏などの症状がみられます。

人間にも感染します。

 

《感染経路》

 

ライム病の原因となる細菌はマダニの1種によって媒介されます。

このダニは成虫がシカの血を吸うことからシカダニと呼ばれますが、細菌を媒介するのは成虫ではなく幼虫です。

この幼虫がライム病の菌をもつシロアシネズミの血を吸い、病気を運びます。

 

3.「重症熱性血小板減少症候群SFTS」

 

発熱や嘔吐、血尿・血の混じった慢性的な下痢を繰り返すようになる新型のウイルス(致死率10%)2012年に日本で確認がされた。

 

《感染経路》

 

マダニが保持しているウイルス。

2009年に中国で大発生し、人間への発症は数百。

アメリカでも確認されています。

2012年、日本の山口県の女性がSFTSに感染し、死亡した例もあります。

2013年4月マダニ感染の病気で鹿児島県の女性が亡くなった事例が報告されました。

これで国内では6人目の事例となります。

佐賀県は、県内北部で農業を営む60代の男性がマダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、昨年6月に死亡していたことが確認されたと発表した。

県健康増進課によると、全国で死亡が確認されたのはこれで7人目。判明した感染例としては11人目になりました。

山口県は、県内在住の60代女性がマダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、死亡したと発表した。

県健康増進課によると、県内での感染、死亡確認は2人目で、全国では8人目。

 

マダニ媒介ウイルス、身近な場所にも 飼い犬の感染を確認

【中村通子】マダニを介してうつるウイルス病「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者が見つかった13県のうち3県で、地域の飼い犬もウイルスに感染していることが山口大の調査で分かった。

犬の散歩道という身近な生活圏にも、ウイルスが潜んでいる証拠だ。20日に岐阜市で始まった日本獣医学会で発表した。

山口大の前田健教授(獣医微生物学)らは昨年、40都道府県で動物病院を受診した飼い犬計743匹の血液を調べた。その結果、山口、熊本、宮崎の3県で、調べた飼い犬の16~5%が、ウイルスに感染したことを示す抗体値が高い強陽性だった。

厚生労働省結核感染症課によると、人間の患者は13日現在、13県で43人(うち18人が死亡)確認されているが、そのうち兵庫県と鹿児島県では今回の飼い犬調査は出来ていない。

犬の場合、SFTSウイルスに感染しても発病したという報告はなく、犬から直接、人に感染した例はこれまで知られていない。

前田教授は「飼い犬で陽性が確認された地域では、身近な場所にもウイルスがいる可能性が高い。11月ごろまでマダニのシーズンは続くので、公園の散歩などでもマダニがつかないよう草むらには注意した方がいい」と話す。

朝日新聞社

マダニの予防と駆除

樹木が多い場所を歩くときには、道を外れて茂みの中に踏みこんだり、地面や岩壁に直接座ったりしないようにすると、ダニが体につくのを防ぐことができます。

ヒトからヒトへの感染はないので、森林や野生動物の通り道などはさけるようにしましょう。

さらに、皮膚の露出を控えめにして、防虫スプレーをするなどして、マダニが吸着しないように心がける事が肝心です。

万が一、マダニが吸着していることに気づいたら、自分で引きはがさず、病院で切除してもらいましょう。

無理にとると、マダニの刺口が残り、感染がさらに起こりやすくなります。

 

【マダニの見つけ方】

 

散歩から戻ったら必ずチェックしましょう!特に頭や耳、目のふち、お腹、足の指の間、背中などをよく見てあげましょう。

もしマダニを発見しても、無理やり取ってはいけません。

しっかりと食いついているマダニを無理やり取ると、化膿の原因になったり、危ない病原体を移す可能性が高くなります。

見つけたらすぐに近くの動物病院で診てもらいましょう。

 

【マダニ予防・駆除】

 

マダニ寄生とマダニ媒介性疾患を、単独で100%防御する方法はありません。

いろいろな防除法をとることで最大限防除できるように普段から心がける必要があります。

フロントラインプラスは、投与後48時間以内にマダニをほとんど駆除し、さらに効果は約1カ月間持続します。

フロントラインプラス、フォートレオン、レボリューション、アスピスフォルテ、アスピス、フィドガードは、首筋にたらすだけの簡単な投与でノミ、ダニを駆除できます。効果の持続は1ヶ月。

ノミやマダニにのみ作用します。皮膚からはほとんど吸収されません。


 

子犬・子猫にも使用できます。

 

ノミやダニが運んでくる恐ろしい猫や犬の病気もあります

ノミはペスト、パスツレラ症、猫引っかき病など多くの疾病を媒介し、ノミアレルギー性皮膚炎を引き起こします。

また、マダニも様々な恐ろしい病原体を運んできます。

赤血球を破壊し、致死率30~50%といわれるバベシア症が有名です。

他にもQ熱、ライム病などの猫や犬の病気がマダニによって罹患します。

ノミやダニの媒介する病気からネコちゃんやワンちゃんを守るためには通年の予防が必要です。

様々な種類のノミ・ダニ予防薬が販売されています。

いずれも同じような仕組みでノミダニ駆除の働きをしますが、各ペット医薬品により投薬後効果が出るまでの時間や、効果が持続する時間などが異なるので、お住まいの地域や生活環境にあったお薬を選んであげましょう。

 

ご購入はこちら ノミマダニ駆除薬

 

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