ペットは人間と比較すると寿命の短い生き物です。
その為、多くの場合は飼い主が最後を看取ることになりますが、できればそのような瞬間は先延ばしにしたいもの。
そこで大切になるのがペットを健康に育てる為の心掛けであり、どのようなポイントを押さえておけば良いのか確認してみましょう。
基本としては良質なフードを用意してあげることです
人間にとって食が大事なことと同じく、ペットに関しても同様に重要なことです。
しかしながら何を食べるのかは飼い主が決めるしかありません。そして与えるフードによって健康状態は大きく左右されることもありますから、体のことを考えたフード選びが重要になってきます。
フード選びにはポイントがあり、まずアレルギー物質が含まれていないことが鉄則です。例えば米類や肉類が駄目だったりすることがありますが、アレルギー物質を含んでいるようなフードは負担になってしまいます。
ところがそれでもお構いなしで出されれば食べてしまいますので注意が必要です。美味しそうに食べている様子を見て好物のように感じてしまうこともあると思いますが、実は体に合っていないというケースもありますよ。
もしアレルギー持ちの場合ですと皮膚がかぶれていたり、体を痒がる、体臭がおかしいなどの症状が出ますので、様子がおかしい部分がある時にはアレルギーを疑ってみた方が良いかもしれません。
動物病院でアレルギー検査を受けられますし、人間の検査と違って高額の費用が掛かることはありませんから一度どの物質にアレルギー反応が出るのか調べてもらうと良いでしょう。
健康を維持する為には日々の運動も必要不可欠です。
特に犬は散歩が必要な生き物ですから疎かにするようなことがあってはいけません。散歩をしないと運動不足になって健康に害になるのはもちろんですが、ストレスも溜まって心も病んでしまいます。
時には無駄吠えや噛みつきなどの原因になることもありますから日々歩かせるようにした方が良いと言えます。散歩をする場合は十分な量を歩かせることが大事です。
体が大きくなるにつれて運動量が必要になりますから、特に中型犬以上は歩く距離をよく考えてみる必要があります。
反対に体力のない超小型犬・小型犬を無理に長く歩かせると負担になってしまうこともありますので飼い主が適切に判断しましょう。
スキンシップを大切にすることも健康の秘訣です
スキンシップは健康の為の最大の秘訣とも言えるかもしれません。
飼い主からの愛情を注がれているペットというのは精神的にも元気であり、気持ちが元気ですと肉体的にも調子が良いです。
反対にスキンシップが疎かになっているような場合ですと精神的な部分から弱くなってしまいます。
日頃から声を掛けられたり撫でられていると表情にも明るさが出ますし、それがペットの喜びでもありますから触れ合う時間を大切にされることをおすすめします。
定期的に動物病院で検査を受けるようにすることも心掛けるようにしましょう。
人間なら自分で調子が悪いことが分かりますから病院へ行った方が良いのかも判断することができます。
ところがペットの場合は飼い主に不調を訴えることが少なく、また、我慢をしてしまう生き物ですので、本当に症状が酷くなってからではないと飼い主も異変に気付かないことがあるのです。
その為、定期的に病院へ連れていって診てもらうことが大事ですし、病気になっている場合でも早期に発見することができれば完治する可能性も高まるはずです。
なお、治療や手術が必要になった場合、時には高額の費用が掛かってしまうことがあります。突然の出費で困ってしまうこともありますから、今の内から保険に加入しておくことも考えた方が良いかもしれません。