子宮蓄膿症はメスの犬の子宮の内部に細菌が発生して、膿がたまっていく病気です。
特徴として、犬の子宮内に膿が発生した時に犬がお腹の部分を地面にこすり合わせる行動があります。
膿がたまっているので、気持ち悪いというアピールをするのです。
お腹をこすり合わせる行動を行っている事は、子宮内にすでに膿がたまっている可能性が高いので、すぐに動物病院の診断を受けます。
膿がたまれば、全身の臓器に膿が渡るので、命にかかわります。
仮に子宮の蓄膿に関する病気を引き起こした場合は、蓄膿の原因になっている子宮を取り除く手術を行う事が最良の治療法です。
ただし、犬は人間に比較して早く年を取るので、年を取って子宮を取り除く手術を行えば、体力の面において命に関わる場合があります。
従って、手術をしないで薬物を使って膿を取り除く治療を行います。
予防法としては、早期に避妊に関する手術を行う事です。将来的に子犬を産まない予定であるならば、避妊の手術をすぐに決める事が一番です。
また、犬が若いうちに子宮を取り除いても命に関わらないので、早期に子宮を取り除く予防法もあります。
一方で、避妊の手術を行う予定がないならば細心の注意を払って犬の面倒を見る事です。
犬を放置していると、犬が外に出たときに足の部分を地面につけてしまって、地面に存在している細菌が子宮内に侵入して、子宮が炎症を起こして、子宮蓄膿症の病気を発症する場合が多いのです。