犬・猫の腎不全腎心臓疾患薬フォルテコールについて

犬や猫は今やかなり長生きできる時代となっていますが、高齢になるとやはり人間と同様に病気のリスクは高まっていきます。

 

特に心臓や腎臓などの臓器は衰えが気になるところですが、初期の場合はあまり症状も出ないのでつい見逃してしまいがちです。それゆえ、普段から健康管理や体調の変化はしっかりと行ってあげましょう。

 

そして、何らかの病気が発覚した場合は動物病院で治療を行うこととなりますが、ペットの病気もやはり投薬による治療が中心となりますので、それぞれの薬の特徴はよく知っておきたいところです。

 

犬猫も心臓疾患になることが多いですが、この時の治療薬としてはフォルテコールもよく選ばれています。フォルテコールの主成分は塩酸ベナゼプリルとなっておりACE阻害薬に分類されます。

 

フォルテコールとはどんなお薬ですか?

●心臓疾患の治療や予防のためです。また、高血圧の治療にも用いられます。

●猫の慢性腎不全にも用いられます。

●血管拡張薬として働き、血管を弛緩させ、血圧を下げる効果を示します。

●心臓に問題のある動物の心筋を損傷させたり、塩貯留を起こす有害な化学物質やホルモンの濃縮を減少させます。

●腎糸球体の毛細血管圧と全身の血圧を正常化させることによって、腎臓病の進行を遅らせるような働きもあります。

●2.5-10kgの犬または猫にご使用ください。

 

フォルテコールは血管を広げて血液を流れやすくしてくれる治療薬で、犬の慢性心不全に対しては心臓への負担を減らし、その進行を抑えてくれます。そして体の余計な水分を体外に排出し、心臓や腎臓への負担を減らすのにも役立ってくれます。腎臓への負担が抑えられている薬ですので腎臓の機能の低下が気になりシニアの犬猫にも使いやすい薬です。

 

猫の場合は高齢になると気になるのが慢性腎不全ですが、フォルテコールは日本でも初めて猫の慢性腎不全で使用を認められたACE阻害薬です。血管を広げる作用がある薬として知られていますが、腎臓内の血圧を下げるのにも役立ち腎臓の負担を抑え、病気の進行を抑える効果が期待できます

 

慢性心不全や慢性腎不全は進行性の病気ということもあり、完治するというわけではありませんが、病期の進行を抑えるのにとても役立つ薬です。

 

そして、ペットの場合は薬を飲ませるのに苦労することが多いですが、犬や猫が好む味に作られていますので、比較的飲ませやすい薬となっています。

 

一日一回飲ませる薬となっていますが、体重によって投与量も変わってきますので飲ませる前には体重を測定し、それぞれに最適な投与量を選ぶこととなります。

 

フォルテコールのご使用の目安

●犬や猫の心臓病や高血圧に対しての典型的な使用量としては、体重1kgごとに0.25-0.5mgを経口で1日1~2回与えます。

●腎疾患のある猫への使用量は、1日1回で体重1ポンドごとに0.25~0.5mg(1kgごとに0.5~1.0mg)を目安とします。

●フォルテコール(Fortekor)は他の薬と相互作用を及ぼす可能性があります。

●心臓疾患や高血圧の治療中、また利尿薬(フロセミド)や強心配糖体(ジゴキシン)などを服用しているペットへの使用は注意が必要です。

●使用する期間は、症状の治まり方や副作用の出方などによって異なります。獣医師にご相談の上ご利用下さい。

 

それから、心臓病や腎臓病が末期の場合は薬の利用が体に負担となることもありますので、獣医師と相談しながら慎重に投与していきましょう。

 

飲み合わせが悪い薬もありますが、フォルテコールにも併用禁忌もあり、利尿薬や血管拡張剤を使っている場合は併用には注意の必要があります。

 

すでに他の治療薬を飲ませている場合やペット用のサプリメントを飲ませている場合も、あらかじめ獣医師に伝えておくとより安心して使用することができます。

 

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