犬の鼻水や咳と考えられる病気について

人は、風邪をひいたときはもちろんさまざまな原因により鼻水をたらします。犬だって同じです。人と違って痛いところを訴えたり自分で薬を飲んだりすることができない以上、飼い主がサインを見逃さないようにしてほしいのです。

サラサラの水のような鼻水が出ていて、更にはくしゃみもあるのなら鼻炎の初期段階かもしれません。ウイルスに感染して鼻の中の粘膜に炎症が生じているのです。細菌が原因の場合もありますし、アレルゲンによってリンパ球形質細胞性鼻炎になっていることもあります。

食べ物などの異物が入る異物性鼻炎や腫瘍性鼻炎などもあります。それぞれの原因により治療方法も違ってきます。ステロイド剤を使用したり異物を取り除く・抗真菌剤を服用する・外科的切除などの治療法があります。

犬だって、花粉やハウスダストによるアレルギー性鼻炎になることだってあるのです。人間と同じような状態になるのです。人間のように自分で鼻水を拭くことができないため鼻の周囲が皮膚炎になってしまうこともあります。

病院に連れて行けば、レントゲンや内視鏡・MRI・CTなどを使って原因を調べることになります。

そのまま放置しておいても、自然治癒するどころか症状が進み中期段階になっていきます。炎症が更に進んでいき、今度は鼻水に粘り気も出てくるでしょう。色は黄色や緑色で膿のような状態です。これは健康な状態であれば害を与えないような弱い細菌やウイルスに感染してしまっているためです。慢性化することで免疫力が低下してしまっているのです。

くしゃみの数や鼻水の量も増えてくるため、わんちゃんとしてもかなりつらくなっているはずです。鼻涙管が詰まってしまい涙やけを起こしたり、粘膜の腫れと鼻汁で鼻が詰まって口呼吸をせざるをえなくなってきます。そうなる前に早めに病院に連れて行ってやってください。

ワクチン接種をしたり、バランスの良い食事・適度な運動など生活習慣の見直しを測ることで免疫力を高めるなどして、ある程度は予防することもできます。

 

 

気管支炎

犬も呼吸に関するしくみは人間と同じです。外から空気を吸い込み、気管支を通って喉から肺へと運ばれていくのです。喉に近い部分に炎症ができた場合は風邪です。その炎症が気管支まで広がっている場合・気管支そのものが炎症を起こしている場合には気管支炎となります。

鼻水よりもメインは咳です。炎症を起こすことで気管支粘膜に粘液が大量に分泌されており気道が狭くなっています。

そのため頻繁に咳が出てくるのです。初期段階であれば運動したとき・食事の際などに「ケッケッ」という乾いた咳をしているでしょう。悪化していくにつれて「ゼーゼー」という湿った咳も出るようになります。嘔吐でもしそうな首を下げた吐き出すような咳をしている場合、気管支炎になっている可能性は高いです。

気管支炎を繰り返していると気管支が元に戻らず拡張してしまう病気・気管支拡張症になってしまいます。中高齢の小型の犬種に比較的多く見られます。こうなってしまうと根本的には治りません。

少しでも症状を軽減させるように・進行を遅らせるようにといった治療方法になってきます。大量の膿のような痰が出てくるようになり咳も激しくなります。

人間でも季節の変わり目というと体調を崩しがちですが、犬だって同じです。その他にもウイルスや細菌に感染したり、アレルギーにより発症する場合もあります。塵埃など物理的刺激によって発症することもあります。

犬小屋は常に清潔に保ってやる・年齢を重ねてきたり寒い時期になると室内で飼育するようにする、など飼い主はできるだけ症状を発症しないよう予防に努めてやってください。

食欲不振や発熱・呼吸困難・失神といった症状が起こったり、今までやっていた運動を嫌がったり元気がなくなるといった日常での変化を感じたら早めに病院で診察してもらいましょう。ケンネルコフという犬独特の風邪のようなものに発症している場合もあります。

首輪や洋服といった締め付けるものは外してやった方が呼吸が楽にできるようになります。

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肺炎

気管支炎の症状が重くなってくると肺炎を起こす場合もあります。ケンネルコフなどに感染していたり、細菌や寄生虫・有毒ガスなどが原因となる場合もあります。肺まで炎症を起こしているのです。単なる咳とあなどってはいけません。

子犬や老犬など抵抗力の弱い状態だと、そのまま死に至る危険性だってあるのです。それに、咳を頻繁にしたり、息が荒くなったり、嘔吐をしたり、元気がなくなったりと愛犬の苦しむ姿を見るのはつらいものです。

肺炎にならないために飼い主ができることというのはさまざまあります。たとえば日頃から体調をチェックしておきちょっとした変化を感じたら早めに病院に連れて行ってやりましょう。定期的にワクチンを接種するだけでもワクチン性の肺炎を防ぐことができます。毎年摂取は面倒かもしれませんが、大切な愛犬を守るためです。

散歩中や自宅にても誤飲をしないよう注意してやりましょう。フードの量や質を見直し、しっかり運動をさせることで免疫力をアップさせて細菌や微生物などに打ち勝つ力を付けてやることも必要です。

もしも元気が無かったり、咳が出ていたり、息が荒かったり、食欲が無かったりといった症状があれば肺炎の初期段階になっているのかもしれません。鼻水が出てくることはあまりありません。

子犬の場合には急激に悪化してしまう場合もあるためできるだけ早く診断を受けた方がよいでしょう。気管支拡張剤を投与して気管支を広げてやれば楽に呼吸ができるようになり、症状も落ち着きます。

重症化している場合も酸素吸入したり安静にすることで肺の負担を減らすことはでき、少しでも犬が楽になるよう手助けしてやることはできるのです。獣医師の指導の元、餌の与え方などにも注意しながら治療を続けてやりましょう。

早期発見早期治療を行えば、短期間で健康を取り戻すことができてまた元気に長生きさせてやることはできます。愛犬の元気は、すべては飼い主にかかっているのです。

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副鼻腔炎

鼻炎の症状が悪化し、鼻の奥の方に膿が溜まってしまうと副鼻腔炎になることもあります。

鼻炎以上に鼻水の量も増え、くしゃみの回数も増えるでしょう。鼻の周囲が腫れてしまうこともあります。呼吸が苦しくなり呼吸困難に陥る場合もあります。すでに鼻水の色はかなり濃い色に変わっているはずです。それでも放っておいた場合には蓄膿症になってしまいます。

大切な愛犬のためにも鼻炎の段階ですぐに病院に連れて行きましょう。

悪化すればするほど犬も大変ですし、治療にもかなりの時間がかかってしまいます。

副鼻腔炎の段階までなるとくしゃみや鼻汁だけでなく鼻血が出ることもあります。目やにが出るといった症状が現れる場合もあります。

もしも細菌や真菌への感染が原因であれば、抗生剤や抗真菌剤を投与することになるでしょう。炎症を抑えるために抗炎症剤を使用する場合もあります。症状の程度や原因によっては外科的措置を行うことになる場合もあります。副鼻腔炎を洗浄してやるのです。複雑な治療になればなるほど金銭的負担も大きくなります。

鼻と口とはつながっているため、副鼻腔に近い上顎にできた歯周病が原因となり、副鼻腔炎が生じることもあります。その場合には歯周病治療が必要となります。歯周病が原因の場合、鼻水の色は黄色や緑色のはずです。

子犬のうちから歯磨き習慣を付けてやると共に、歯石がつきにくいドッグフード・歯磨き効果のあるガムなど食べ物にもこだわって歯周病予防にも努めましょう。

犬だって歯周病になったり、虫歯になることだってあるのです。何でもかんでも食べさせていればよいというわけではありません。もちろん甘いものを食べさせていたらメタボだって心配です。

副鼻腔炎の予防法というのはありませんが、とにかく鼻炎の段階で症状が軽いうちに治療を受けるようにしましょう。特に鼻炎から発症することが多いです。鼻炎の段階で病院に行くようにすれば副鼻腔炎を発症することはないのです。

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鼻の腫瘍

鼻水はともかく、犬の場合は鼻血を出すことは人間に比べてめったにありません。もしも鼻汁や鼻血・くしゃみといった症状を発見した場合、鼻の中に腫瘍ができている恐れがあります。病院で診てもらうようにしましょう。

鼻呼吸する際にフガフガと何か詰まったような呼吸になったり、寝ているときにいびきが出たりといった症状をもたらす場合もあります。

腫瘍は刺激に弱いものです。そのためくしゃみをした程度でも鼻血が出てしまうのです。外傷性のものと違って出血が継続的に続きます。鼻の奥の方であれば腫瘍自体に気づきにくいです。眼球が突出したり顔の形が変形するほどの大きなものとなる場合もあります。口腔内にまで腫瘍が広がった場合には食事をしづらそうにすることもあります。

鼻血が出たからといって人間のようにティッシュを詰めて止めようとするのは危険です。犬にとっては突然異物を入れられることになるのですから、暴れたり奥に入り込んでしまうかもしれないからです。綿棒を使用することで鼻の中を傷つけてしまう危険性だってあります。それよりも早めに病院に行くようにしましょう。

鼻の中に発生した腫瘍の多くは悪性です。特に鼻の長い長頭腫に多く発症するといわれています。病院で取り除くようにしましょう。

まずはCTで腫瘍の状態を確認した上で治療方法を決定します。とはいえ外科手術で切除することが難しい部位のため、掻き出す方法となります。それだと一部しか取れないため主には放射線治療となります。抗癌剤治療を併用することもあります。

放っておくと肺や口・脳など転移していき取り返しの付かないことになってしまいます。とにかく早期発見早期治療が大切です。

とはいえ、完治させることが難しい部位です。発生原因もはっきりと特定されていないため、予防も難しいのですが、ちょっとした変化を感じたらすぐに病院で相談してみてください。たとえ良性の腫瘍であっても呼吸を妨げる場合、取り除くこととなるでしょう。

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